一昔前と比べると、インターネットでモノを売買することは格段に簡単になりました。
『ハンドメイド雑貨を販売してみよう』と考えた場合でも、いくつかの販売方法があります。
代表的な販売方法が、ハンドメイド通販サイトへの出品です。minneやCreemaでは多くのハンドメイド作家と購入者によって売買が活発に行われています。
また、独自のECサイトを開設して販売することも、無料サービスを利用することで簡単に行うことができます。
今回は、別の販路として、ハンドメイド雑貨をフリマアプリで売ることを検証してみたいと思います。
目次
フリマアプリとは
そもそものフリマアプリの定義を確認しておきましょう。
フリマアプリとは、フリーマーケットを行えるスマートフォン用のアプリのことです。
つまり、オンライン上にて物品の売買を行えることが主な機能となります。フリマを模しているため、個人間による売買がメインとなります。
フリマアプリの特徴
フリマアプリとよく比べられるのがネットオークションサイトです。
ネットオークションの代表格は「ヤフオク」ですね。
フリマアプリとネットオークションを比較すると、次のような特徴が浮かび上がります。
- 利用者層
- フリマアプリの主な利用者層は若年層です。特に若い女性と主婦がボリュームゾーンとなります。それと比較すると、ネットオークションは中高年層も含めた幅広い層が利用しているといえます。
- 価格決定方法
- フリマアプリの販売では、基本的に固定価格で取引されます。もちろん、買い手から値引き交渉を持ちかけることもあります。それに対して、ネットオークションは文字通りオークション形式により落札価格が最終決定されます。
- 取引成立までにかかる時間
- フリマアプリの場合は、売り手と買い手が納得すればそのタイミングで取引が成立します。逆にネットオークションの場合は、事前に決めている入札期日まで売買が成立しません。
- 利用デバイス
- フリマアプリは、売る側も買う側もスマートフォンを利用するユーザーが圧倒的多数です。ネットオークションについては、古くから存在するサービスでもあるため、スマートフォンだけでなくPCからアクセスするユーザーもいます。
フリマアプリの利用者が爆発的に増加した理由としては、手軽に売買できることが挙げられます。
国内の代表的なフリマアプリ
ハンドメイド雑貨だけでなく、さまざまなカテゴリーのモノが出品されている総合型フリマアプリをご紹介します。
メルカリ
国内最大のフリマアプリがメルカリです。
参加ユーザー数も多く、出品後すぐに売れることも多々あります。
ラクマ
ラクマは、楽天が運営するフリマアプリです。
販売者としては、低い販売手数料が魅力的です。
また、購入者の視点で見ると、楽天スーパーポイントを利用することができる点は嬉しいですね。
2018年2月にFril(フリル)と統合されて、新しい「ラクマ(旧フリル)」として生まれ変わっています。
過去に存在していたフリマアプリ
フリマアプリは競争がとても激しいため、新しいアプリが誕生しては消えていく業界です。
すでにサービスを終了しているフリマアプリとしては次のようなアプリがあります。
- LINE MALL
- ZOZOフリマ
フリマアプリ業界には、LINEやゾゾタウンといった大企業でも勝てない難しさがあるようです。
ハンドメイド雑貨を販売できるフリマアプリのまとめ
多くのユーザーを引きつける総合型のフリマアプリとしては「メルカリ」「ラクマ」が二強といえます。
しかし、メルカリでのハンドメイド販売を検証した際にわかったように、総合型のフリマアプリでの販売はおすすめしません。
ハンドメイド通販サイトでの販売と比較すると客単価が低くなる傾向にあります。また、『値引きをしてくれるはず』という前提で利用する購入者も多いため、頻繁に値引き交渉を持ちかけられます。
ハンドメイド雑貨のみを販売していくのであれば、やはりハンドメイド通販サイトで販売しましょう。
ハンドメイド作家としてスタートしたばかりの人は、ハンドメイド通販サイトの比較一覧表を参考にしてください。