日米累計のダウンロード数が1億を突破したフリマアプリ「メルカリ」。
実際にメルカリを利用してモノを購入した経験のある人もいると思います。
ハンドメイド作家として気になるのは『メルカリのハンドメイド販売は賑わっているのか?』ということでしょう。
メルカリでハンドメイド商品を販売するメリットとデメリット、さらに注意点を見ていきましょう。
目次
メルカリで販売されているハンドメイド商品
メルカリ内で「ハンドメイド」や「手作り」といったキーワードを入力し検索すると、数千件のアイテムがヒットします。
一般的に販売点数の多いサイトは、買い手も多くてサイト内の売り買いが賑わっていると判断できます。
実際にメルカリではハンドメイド作品も多く売り出されていて、オンラインのフリーマーケットとして栄えている印象を受けますね。
でも、少し立ち止まって、売上の公式を思い出してください。
「売上=商品単価×販売数量」という公式でしたね。
売上アップを考える上で重要となってくるのが"販売単価"です。
メルカリの販売単価は相場より安い
メルカリと聞くと次のようなイメージがありますね。
- 売り手
- 家にある不要なものを処分したいので、安くても売り切りたい
- 買い手
- 値下げ交渉をすると売り手も安くしてくれそう
メルカリで販売すると買い手に同調し、どうしても安価で販売することになります。
実際にメルカリでハンドメイド雑貨を販売すると「値下げ希望コメント」が頻繁に付きます。
売り手としては、やり取りの手間と販売価格の下落のダブルパンチです。
メルカリでハンドメイド販売を検討するとしても、いっぺんに全てのカテゴリーの商品をメルカリに移行するのではなく、まずは特定のカテゴリーだけをハンクラサイトからメルカリへ移行してみましょう。
メルカリでの販売実績を見ながら、継続してメルカリで売っていくかどうか判断することをおすすめします。
同一商品をメルカリとハンクラサイトへ同時出品することは違反行為に該当
自分でホームページやネットショップを運営するのではなく、外部のサービスを利用する際に最も気をつけたいことは「利用規約違反」です。
運営側に悪質だと判断されるとアカウントを一発で凍結させられます。それまで育ててきたアカウントがなくなることを考えると『知らなかった』では済まされません。
メルカリに限った話ではありませんが、利用規約は必ず確認しましょう。
メルカリと二重に出品できるのは「メルカリカウル」だけ
メルカリでは「同じ商品を他のサイトに二重出品してはならない」と明記されています。
ただし例外として認められているのが、グループ会社である株式会社ソウゾウが運営するサービスへの出品です。
本・CD・DVD・ゲーム専用フリマアプリであるメルカリカウルであれば、同時出品も許可されることになります。なお、地域コミュニティアプリとして運営されていたメルカリアッテは2018年5月31日でサービスを終了しています。
メルカリへのハンドメイド出品のまとめ
ハンドメイド作家としての売上アップを狙って、メルカリへの出品を考えてみました。
- 客単価が低い傾向にある
- ハンドメイドマーケットプレイスとの同時出品はNG
この2つの観点から、メルカリはハンドメイド作家の販路としておすすめできません。
minneなどでの販売力強化に力を入れていきましょう。
メルカリを利用するユーザーの多さは確かに魅力的です。しかし、プロのハンドメイド作家として、適正価格で売っていける販路か否かはしっかりと見極める必要がありますね。