商品名には「ひと目でわかる」「検索される」キーワードを盛り込む

ハンドメイドマーケットプレイスやネットショップにおいて、最初にトップページが見られることはあまりありません。

多くの場合、個別の商品ページが最初の閲覧ページになります。検索エンジンやマーケットプレイス内検索をした際に検索上位に表示されて、なおかつ商品名を見ただけで商品の概要が伝わることが重要となります。

したがって、商品名を決める際は、下記の点を意識しましょう。

ハンドメイド作家としては、商品の品質を考えるだけではいけません。いかにユーザーに探してもらうかを考える必要があります。その第一歩が商品名の名付けなのです。

商品の特徴を端的に伝える

クリックして商品ページを開く前に商品をイメージできる商品名にしましょう。

例えば、ピアスの作品を作った際に「ピアス」という単語だけの商品名では、具体的な商品イメージが見ているユーザーに伝わりません。

下記のような商品の特性を名称に入れることで、商品をよりイメージしやすくなりますね。

例えば「小さなハート型ピアス」や「真っ赤なハート型ピアス」のような商品名を作ることができますね。

売上を上げるためには、一人でも多くの人に商品ページにアクセスしてもらう必要があります。

そのために、商品を探す人が検索窓に入力しそうなキーワードを必ず商品名に含めていきましょう。

商品名に検索ニーズのあるキーワードを入れていくことは、ハンドメイドマーケット内での集客はもちろん、GoogleやYahoo!といった検索エンジンに対する集客施策ともなります。このような検索エンジンで上位表示されるために行う施策を「SEO（検索エンジン最適化）」と呼んでいます。

表記の揺れとは、同じ意味を持つ言葉に対して複数の表記・呼び方があることを指します。

例えば、「Yahoo!」と「ヤフー」のように固有名詞にも表記の揺れがありますね。

どちらが検索されやすいかを判断する際の材料のひとつとなるのが、検索結果の比較です。

検索結果として返された件数の多い表記の方が、より一般的な表現といえるでしょう。

下記は「ダイヤモンドハンドメイド」と「ダイアモンドハンドメイド」の2つのキーワードで検索したときの結果です。

この2つのキーワードの比較では「ダイヤモンドハンドメイド」の方が、検索結果件数として多いことがわかります。

また、今回の例では、国内最大級のハンドメイドマーケットである「minne（ミンネ）」がハッシュタグとして『#ダイヤモンド』を使用していることを検索結果から読み取ることができます。

検索結果件数の比較と同時に、ハンドメイドマーケットなど著名なサイトで使用されている表記はどちらなのかも確認しておきましょう。

もちろん、より多くのユーザーが慣れ親しんでいると判断できるため、ハンドメイドマーケットなどで使用される表記を商品名に取り入れるべきです。

このように検索結果の件数が多い表記を商品名に含めるキーワードとして採用しましょう。

商品名は、長すぎてもいけません。

また、文章のような商品名も避けてください。

文章っぽい商品名だとユーザーの知りたいスペック（色やサイズなど）が文字の中に埋もれてしまい、パッと見た際に求めている商品なのかがわかりにくくなってしまいます。

色やサイズといった情報は、単語として商品名の末尾に入れても良いでしょう。

キーワードを意識して商品名を決める際のポイントを解説しました。

しかし、ハンドメイド作家としてデビュー直後は、商品名の決定にも悩むと思います。

もし、商品名を決めることに迷いがあるのなら、楽天市場やヤフーショッピングに出店しているネットショップを参考にすることもおすすめです。

楽天市場やヤフーショッピングの商品検索結果ページを眺めることで、他店よりも注意を引く商品名の付け方のコツが掴めると思いますよ。