机とパソコンが並ぶオフィス風景

主婦の場合はハンドメイド作家としての活動を自分のペースで始められますが、会社勤めをしながら新規開業をする場合はいくつか注意するポイントがあります。

すぐに会社を退職し、ハンドメイド作家だけで生活しようという人はおそらくいないと思います。安定的に一定の売上が得られるようになってから、専業のハンドメイド作家となる方が安全な道です。

まずは会社員を主な仕事としながら、ハンドメイド作家を副業として取り組んでいく。

その時に、会社との関わり方が大切となってきます。

会社の就業規則をチェック

注目点を指差す笑顔のOL

勤め先の会社の就業規則を一度確認してみましょう。

副業について触れている箇所があるはずです。

一般論として、企業側が「副業」を歓迎することは少ないです。会社の事業とライバル関係になったり、副業に従事したことによる疲労で会社の仕事に支障があった場合など、副業が理由となり解雇となるケースもあります。

会社に副業がバレるケース

思い悩む若い女性

仮にハンドメイド作家として副業を行っていることを会社に自己申告しなくても、会社にバレてしまうケースがあります。

最も多いケースが、住民税の徴収額の違いによる判明です。

確定申告書には住民税の納付方法を選択する欄があり、下記の選択肢から選ぶことができます。

  • 給与から差引き
  • 自分で納付

ここで「自分で納付」を選択しておかないと、ハンドメイド作家としての副業収入分の住民税についても会社の給与から天引きされてしまいます。

その際、給与に基づく本来の徴収額と差が出るため、結果的に会社の経理部に「副業」していることがバレてしまうのです。

この住民税の納付方法については、確定申告時に絶対に注意しておきたいポイントです。

また、会社の同僚に副業していることを話すことも危険です。軽い気持ちで喋ったことが、いろんな人の耳にまで届いていることもあります。

副業についてのまとめ

労働基準法で会社の届出義務としている「就業規則」の存在。就業規則の中で社員の副業を全面禁止とすることは、法律上許されていません。

副業は法律違反とはなりませんが、会社員のままハンドメイド作家を始める際は、会社との関係に気をつけてください。

女性「ポイント」

勤務先の会社の就業規則などを確認し、必要に応じて副業していることを会社に申し出ることをおすすめします。