ハンドメイドのイベントといっても、大小さまざまなイベントがあります。
ハンドメイドマーケット主催のイベントでは東京ビッグサイトや幕張メッセを会場にしていて数万人規模の集客力がありますし、逆に街の小さな雑貨屋さんが主催するハンドメイドイベントもあります。
リアルイベントの最大の特長は、やはりお客様との直接の会話です。
インターネットでも口コミやメールなどコミュニケーションは発生しますが、対面での直接の会話とはやはり差があります。
今回は、ハンドメイドイベントへの出展方法や準備について解説していきます。
出展すべきイベントの見極め方から事前の準備まで丁寧に説明します。ポイントをしっかりと押さえて、価値あるイベント出展にしていきましょう。
目次
自分の商品に適したイベントのみ出展する
出展するチャンスがあるからといって、全てのハンドメイドイベントに出展する必要はありません。
イベント出展には労力も費用もかかります。
イベントに来場する客層が持つニーズと自分の商品が上手くマッチするイベントに絞って、無駄なくイベント出展しましょう。
顧客としてイベントに参加しておく
気になるイベントを見つけたら、作家として出展する前に顧客の立場で会場に足を運んでみましょう。
実際に会場に行くことで、イベントの公式サイトだけではわからない多くのことを事前にチェックすることができます。
- 来場者の客層・混雑具合
- 出展している作家のテイスト・世界観
- ブースの大きさ
- ハンドメイド以外の要素の有無
- 周辺も含めた会場の雰囲気
イベントの申し込みから出展までの流れ
自分に合っていて、なおかつ参加意欲の湧くイベントを探すことができたら、具体的に申し込みを検討してみましょう。
イベントの申し込みから出展までは、次のような流れになります。
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イベント開催当日までのスケジュールを確認
作家自身の当日の予定が空いていることは当然ですが、出展に必要なものを当日までに準備できるかどうかも押さえておきたいポイントです。
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出展の申し込みをする
イベント公式サイト上に用意されている専用フォームから申し込むことが一般的です。メールやFAXで出展申し込みを受け付けているイベントもあります。
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出展が確定したら出展料を振り込む
支払期限を確認し、必ず期限までに振り込みましょう。
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出展者パスなどが郵送される
イベント主催者から参加についての要項や出展者パスが送られてきます。大切に保管しておきましょう。
イベント当日に向けた準備
イベント当日に向けた準備は大きく3つあります。
- ブースの準備
- 販売商品の準備
- 金銭の準備
イベント当日までに残された日数を考慮して、無理なく準備を進めていきましょう。
ブースに設置するディスプレイ・什器を用意
自分の売り場を作り上げるためには、多くのものが必要です。
代表的な備品としては、商品を陳列するための什器と看板などのディスプレイが挙げられます。什器やディスプレイは、貸し出されているケースもあります。
また、POPやショップカード・名刺などは、ラクスルを利用すると安く制作することができますよ。
イベント出展の合計予算を念頭に置きながら、各種レンタルサービスの利用を検討しましょう。
販売商品を用意する
イベント出展は自分の商品を実際に手に取ってもらい、お客様から直接フィードバックをもらえるチャンスです。
販売商品の製作が間に合わず少量の在庫しか用意できないのは本末転倒ですね。
余裕を持った製作スケジュールを立てて、充分な量の販売商品を用意していきましょう。
釣り銭となる紙幣と硬貨を用意する
主要なハンドメイドマーケットプレイスでは、インターネット上のクレジットカード決済が最も多く利用されますし、それ以外の決済手段であっても直接現金をやり取りすることはありません。したがって、普段のハンドメイド商品の販売では釣り銭を意識することはないでしょう。
しかし、イベント会場での対面販売では現金にてやり取りを行います。
販売者として必要となる釣り銭を想定した上で、不足とならないように紙幣と硬貨を用意しておきましょう。同時に、計算を素早く行えるように電卓も用意しておくと安心ですね。
また、スマートフォンを利用したクレジットカード決済サービスを用意しておくと買い物がスムーズになるため、購入するお客様にも喜ばれます。
クレジットカード決済サービスには、個人事業主としても利用可能な「Square(スクエア)」が特におすすめです。
イベント出展のまとめ
出展料を支払いイベントに出展するわけですから、しっかりと準備して成果を出すことが大切です。
また、普段の製作活動と同様に、イベント出展についても経費に対して高い意識を持ちましょう。
什器の搬入・搬出や会場までの交通費にも、当然費用がかかります。
イベント出展を通じて、お客様に喜んでいただくと同時に、個人事業主としての利益もしっかりと残していきましょう。