国内最大級のハンドメイドマーケットプレイスとして多くのハンドメイド作家が出品している「minne(ミンネ)」。
自分ですべてを作り上げていくオリジナルECサイトと異なり、minneなどハンドメイドマーケットプレイス側の利用規約を守りつつ出品していくことが求められます。
したがって、minneで新規アカウント登録をする前に、自分の作品・商品が販売可能かどうかを必ず確認しておきましょう。
ここでは、minneで「販売できるもの」「販売できないもの」を解説していきます。
目次
minneで販売可能な作品
minneにおける販売可・販売不可の基本的な基準は、「作家自身が作ったものかどうか」という点です。逆に言うと「既製品」は販売できません。minneは、あくまでもハンドメイドマーケットプレイスであり、メルカリに代表されるフリマアプリとは異なるということです。
minneで販売可能な作品を簡単にまとめてみましたので、自身のハンドメイド作品を販売できるかどうかチェックしてみてください。
- ハンドメイド作品
- 文字通りの「ハンドメイド」、つまり作家自身が手作りしたアクセサリー等は販売可能です。
- クリエイティブ作品
- 作家自身がデザイン制作したものであれば、ハガキなどの印刷物や絵画などのアート作品を販売することが可能です。
- リメイク品
- 雑貨などを作家自身でリメイクした上で販売することは可能です。
- 資材
- ハンドメイド作品を作る上での素材や材料を販売することは可能です。資材については、出品登録をした作家自身による製作である必要はありません。仕入れて販売することが許可されています。
minneで販売不可能な作品
少しでも手を加えて「手作り品」にしたからといって、minneで何でも販売できるわけではありません。
minneでの出品が許可されていないものを簡単にまとめてみます。
- 既製品
- 作家自身による手作りではなく、大量生産されている製品は販売できません。
- 他者の著作権を侵害する商品
- 権利侵害の恐れがある商品は販売できません。代表的なケースとして、第三者が制作したキャラクターの無断使用が挙げられます。
- 模造品
- 模造作品についても販売不可となっています。理由は権利侵害の恐れがあるからです。
- 化粧品
- 「化粧品」に該当する商品は出品できません。NG対象には香水の他、シャンプーや石鹸も含まれます。これは薬機法における化粧品の定義と関係しています。
- デジタルデータ
- ハンドメイド作品の作り方の手順書やデザインデータに代表される各種ファイルは、販売を許可されていません。
なお、食品については、OKなものとNGなものに分かれます。この後に続く解説を参照してください。
minneにおける飲食物の扱い
作品の出品において注意を要するジャンルがあります。それは「食べ物」カテゴリーです。
人の口に入るものを売買するのですから、販売者・購入者、そして場所を提供するminneともにデリケートにならざるを得ないジャンルといえます。
minneで販売が許可されている飲食物
販売OKとされている食べ物・飲み物は下記となります。
- パン・シリアル
- ドライフルーツ・ドライフード
- チョコレート
- クッキー
- 焼き菓子
- 和菓子
- ジャム・シロップ
- コーヒー
- 紅茶
- お茶
- ジュース
実際にminneの「食べ物」カテゴリーを覗いてみると、上記の飲食物が出品されていることを確認できると思います。
特にパンとスイーツに人気が集まっているようですね。
minneで食品販売を始める際に必要となる準備
minneで食べ物を販売するためには、事前に食品販売申請が必要です。このとき、運転免許証などの身分証明書の提出を求められます。
また、保健所の営業許可等も必要となる場合があります。販売をする食品の種類を決めた上で、各自治体の保健所に相談すると良いでしょう。
minneにおける販売商品のまとめ
minneで販売可能な商品について解説してきました。
細かい部分で取り決めがあり、実際に出品する際は慎重に扱う必要がありますね。
そして、共通して意識すべき大切なことが1つあります。
それは、常識や一般的なルールをはじめ、法律に違反しない作品となっているかどうか、です。ぜひ、肝に銘じてください。
minneの規約にもありますが、他者の権利を侵す作品は販売しないようにしてくださいね。