いろんな創作物のイラストと著作権の文字

ハンドメイド作家として作品を売って対価を得る以上、著作権を侵害している商品を販売してはいけません。

多くの人が『コピー商品がダメなことは知っています』と言うでしょう。

もちろん、頭では理解できているはずです。

しかし、ハンドメイド作品づくりに没頭していると、ついついチェックを怠ってしまい、後でトラブルとなるケースも出てきます。

ここでは、著作権違反の代表例を解説していきます。

著作権を侵害した作品例

アイドルグループのように整列した5体のぬいぐるみ

著作権を侵害した作品となるのは下記のようなケースです。

  • 有名キャラクターを無断で使用する
  • ブランドロゴマークをモチーフにする
  • 他人の作品をトレースしたり真似たりする
  • 他者の権利を有する技術で制作する

映画やアニメで見かけるキャラクターを勝手にハンドメイド作品に使うことはもちろん許されていません。

また、有名ファッションブランドのマークを連想させるような造形も避けたほうが無難でしょう。

逆に、あなたの創作物をオリジナル作品として成立するために必要なものは、基本的なデザイン構図を使用したり、プラスアルファの要素を加えていくことです。

「これは私のオリジナル商品です」と自信を持って言えるハンドメイド作品づくりを行ってください。

アイデア出しの時点で類似品がないかをチェックする

画像検索の検索結果が表示されたモニターを指差す女性

確信犯として他人の作品を盗用することは論外です。多くの人は、意図的にコピー作品を作ろうともしないでしょう。

したがって、著作権に関して重要となってくるのが、うっかり他者の作品を模倣しているといったミスが起こらないようなワークフローを自分の中で作っておくことだと思います。

後々、大きなトラブルに発展させないために、類似品がすでに出品されていないかをチェックする癖をつけることをおすすめします。

女性「ポイント」

自分ひとりで考えたアイデアであっても、多数の作家が活躍しているハンドメイド市場において同じアイデアの作品が出品されていても不思議ではありません。「独自のデザイン」「独自のアイデア」という思い込みをせず、製作に着手する前にリサーチを行うようにしましょう。