スケッチブックに書き込まれた「ブランド・ビルディング」の文字

ハンドメイド作家として活動を始めるにあたって、最初に悩むのはおそらく屋号名の決定でしょう。

作家名やブランド名として、ミンネなどのハンドメイドマーケットプレイスやSNSをはじめとするさまざまな場所で、今後露出させていくことになります。

ハンドメイドマーケットのアカウントに設定したIDは、多くの場合でそのまま自己紹介ページのURLにもなります。そして、自己紹介ページへの回遊は、販売促進にもつながります。

自己紹介ページのURLとして機能することも意識しつつ、作家名・ブランド名を決めましょう。

もちろん、実名を使用するケースもあります。ただ、実名を使用する場合は個人情報をネット上に晒すことになるため、プライバシーが心配になる人は作家名を付けることで問題ありません。

女性「ポイント」

作家名・ブランド名を考える際のポイントを解説します。

難解な作家名・ブランド名は避ける

「理解できない」という表情を見せる女性

個人事業主として活躍するハンドメイド作家が名乗る作家名やブランド名として、必ず避けたいものは「わかりにくく難解な名前」です。

テレビCMを流すような有名ブランドであれば、お金を使いプロモーションをかけることで認知度をアップさせることができます。したがって、一見わかりにくい名前でも、許されるでしょう。

しかし、ハンドメイド作家の場合は、大金をかけたプロモーション展開はできません。

だから、自身の作家名・ブランド名を憧れの有名ブランドのような名前にすることは好ましくないのです。

具体的には下記の3点がNG例となります。この3つに陥らないように屋号を決めましょう。

  • 発音がよくわからないブランド名
  • 長すぎて覚えられないブランド名
  • 呼ぶ際に恥ずかしくなるブランド名

自分の商品イメージにあったキーワードから連想する

アイデアを思いついた仕草を見せる女性

作家名・ブランド名を考えるにあたり最もわかりやすい方法は、自分が手がけるハンドメイド商品のイメージを表す単語をベースとすることです。

例えば、ピアスをメインに扱うのであれば、ピアスをブランド名に入れておくと、購入者にとっても取扱商品(主力カテゴリー)がわかりやすいですよね。

アイデア出しを行う場合に、下記の切り口で考えてみてください。

  • 商品カテゴリー
  • テイスト
  • サイズ

ベースとなる単語に作家オリジナルのキーワードを掛け合わせることで、わかりやすくユニークなネーミングが完成するはずです。

ただ、作家名のアイデア出しを行った後、必ず確認しておきたいチェック項目があります。

それは、「世の中にすでに存在していないか」ということです。

例えば、他のハンドメイド作家とかぶっていたり、有名企業が使っているブランド名と同じだったりと、すでに使われている場合は改めて案を練り直しましょう。

その際の一番簡単なチェック方法は、アイデアとして浮かんだネーミングをGoogleで検索してみることです。

検索にヒットしないネーミングであれば、自信を持って決定としましょう。

女性「ガッツポーズ」

ネーミングにとって、「覚えやすい」「読みやすい」ということは重要なことです。あまり奇をてらう名前とせず、親しみやすい作家名・ブランド名を付けましょう。