お店で買い物をするともらえる印刷物による各種PRツール。
すぐ思いつくものにパッケージやショップカードがありますね。
同じようにハンドメイド作家としてのブランド発信において、印刷物のPRツールは大活躍します。
目次
ショップカードはハンドメイド作家にとっての必需品
自分のブランドをPRするものとして、お客様が他の人に紹介したくなるようなものを作りましょう。
中でも、ショップカードは口コミに対して効果を期待できる販促ツールです。
ショップカードは、ハンドメイド作家・ブランドとしての名刺と捉えてください。
多方面につながるきっかけとなる名刺交換
ハンドメイド作家として行う名刺交換の機会は、思っているよりも多いです。
例えば、イベント出展でブースが隣だった人との名刺交換。このときの名刺交換で生まれたご縁で、自身のキャリアップにつながるチャンスを手にすることもあります。
逆に言うと、名刺やショップカードを用意していないだけで、結果的にさまざまなチャンスを逃していることにもなります。
ものづくりの姿勢が垣間見えるショップカードのクオリティ
『名刺やショップカードの重要性は理解できたから、とりあえず作ってみよう』
このような軽い気持ちで作成したショップカードだと、相手にマイナスイメージを与えかねません。
ショップカードや名刺も、自宅のプリンターで簡単に印刷できる時代ではあります。
名刺用紙についても、ダイソーなど100円均一ショップで購入することができます。100円の商品ですが、片面光沢紙でインクジェットプリンタ用紙になっています。
しかし、家庭用のプリンターで印刷すると、印刷された文字がかすれたり剥がれている名刺になっている可能性もあります。
名刺を渡す本人は気づいていないかもしれませんが、受け取る側は名刺の細かい部分も見ているものです。
たしかに名刺の自作はコストパフォーマンス抜群ですが、ハンドメイド作家という立ち位置で考えると名刺の自作には賛成できません。
ハンドメイド作家というものづくりの仕事に携わる者として、名刺1枚にもこだわりを持つことをおすすめします。
プロらしい名刺だからこそ、「プロのハンドメイド作家」としてのブランディングにつながるのです。
ハンドメイド作家の名刺にふさわしい掲載内容
ハンドメイド作家の名刺でも、基本的にはビジネスでの名刺と求められるものが同じだと思ってください。
会社員経験のある方は、名刺のイメージも付きやすいでしょう。会社員など職場で名刺を持ったことがないという方も、旦那さんに名刺を見せてもらってくださいね。
名刺に求められるものは「過不足のない情報」
名刺やショップカードにとって最も大切なことは「必要な情報が載っている」ことです。
出会った相手の人が後日あなたと連絡を取りたい場合、真っ先に名刺を見るはずです。
そのときに『文字が汚くて読めない』『連絡先がわからない』ような状態の名刺だと困りますよね?
逆に不要な情報まで載せてしまって、まとまりのない名刺だとマイナスの印象になります。
次の情報について最低限掲載できていることを必ず確認しておきましょう。
- 作家名
- 屋号・ブランド名
- メールアドレス
- ハンドメイド販売サイトのURL
名刺作成の際は、独特のデザインになりすぎないように注意してください。
わかりやすくシンプルにすることを意識することがなによりも大切ですよ。
ハンドメイド作家らしい肩書
名刺に記載しておく要素のひとつとして「肩書」があります。
肩書は職名や地位などを指し、会社の役職名(社長・部長・課長など)を思い浮かべると特にイメージが付きやすいでしょう。
ハンドメイドづくりをしている人の肩書としては、どんなものが考えられるでしょうか?
肩書を付けるにあたっては特にルールもありませんが、次の2点を意識して決めていきましょう。
- シンプルでわかりやすい表記
- 自分の特徴をアピールできる表現
ハンドメイド作家の肩書候補をいくつかリストアップしてみました。
- ハンドメイド作家
- クラフト作家
- 手作り作家
- 手芸家
- デザイナー
ぜひ参考にしてください。
個人情報掲載の必要性
ハンドメイド作家の名刺を作る際に、ひとつ疑問が出てきます。
それは『個人を特定できる情報をどこまで掲載するか』ということです。
具体的に言うと、氏名や住所となります。
氏名や住所については、初対面では必要とされない情報といえるでしょう。
多くの人が本名ではなく、作家名や屋号を名乗っています。
住所についても、名刺やショップカードのデザイン時には入れず、必要に応じてメールで宛先を送るといった対応で充分だと思います。
もちろん、自宅の住所ではなく、店舗など販売につながる住所の場合は積極的に記載するべきでしょう。
携帯電話番号についても、個人情報を出したくない場合は記載なしで問題ありません。
口コミやSNS拡散につながる情報を記載しておく
興味を持った人が購入できるようにすることが重要です。
そのために、ブランド名はもちろんのこと、ハンドメイド通販サイト上のURLやSNSのIDなどもわかりやすい位置に掲載しておきましょう。
名刺・ショップカードの大きな目的は、『受け取った人の次の行動を促す』ことなのです。
おしゃれな名刺を簡単に作れる「whoo」
ハンドメイド作家におすすめの名刺作成サービスは「whoo(フー)」です。
- 『フォントや写真を自分なりに工夫したい』
- 『正方形やミニサイズなどちょっと変わった型の名刺を作りたい』
プロのデザイナーが作った名刺デザインを元に自分なりのアレンジを加えていくだけで、クオリティの高い名刺を作ることができます。
- PCやスマホから簡単に名刺を作成可能
- 豊富に用意されたデザインテンプレート
- 高品質の印刷で綺麗な仕上がり
- 日本の名刺サイズだけでなく3種類から選択可能
whooの最大の特長は、PCやスマートフォンから簡単におしゃれな名刺を作成できることです。
- 名刺のサイズ&デザインを選ぶ
- 文字や写真を使用して編集する
- 加工・仕上げを選ぶ
たったの3ステップで名刺が完成します。
もちろん、作家名の文字編集や屋号のロゴを入れることも簡単操作で行えます。
日本で一般的に使用されている名刺サイズ(55×91mm)だけでなく、「正方形(60×60mm)」や「ミニ(28×70mm)」サイズも選択可能です。サイズで個性を出すことができますね。
最低注文数が20枚という点も、ハンドメイド作家にとって使い勝手のいい名刺作成サービスだと思います。
完全オリジナルの名刺作成はデザイナーへ発注
デザインテンプレートを使用した名刺ではなく完全オリジナルの名刺を作成することも、ステップアップとしておすすめです。
アドビのIllustratorというソフトを使用し印刷データを作成することになりますが、イラレは高価で操作のやや難しいソフトです。
ここはデザイナーさんに任せましょう。
数多くのデザイナーさんが登録しているココナラがおすすめです。クオリティの高い名刺・ショップカードのデザインを500円からお願いすることができますよ。
入稿用データを納品してもらったら、ラクスルなどネット印刷に発注して名刺の完成です。
名刺&ショップカード作成のまとめ
ハンドメイド作家としての「名刺」「ショップカード」について解説しました。
シンプルかつ個性のある名刺を作って、ぜひ仕事の幅を広げてください。
ちなみに名刺入れにもこだわっておくと、名刺交換という初対面の場で自身の個性をより伝えることができますよ。