ハンドメイド作家としての活動を支えるものは、当然ですが売上です。
安定した収益がないと、材料を仕入れることもできませんし、その他の経費も捻出できません。
ハンドクラフト商品を販売する際にまず考えたいことはインターネットの活用です。
インターネットを利用することで、日本全国どこに居住していても、多くの見込み客に商品を届けることができるようになります。
ハンドメイド作品のネット販売には、大きく2つの方法があります。
- 独自運営のネットショップやホームページでの販売
- ハンドメイドマーケットサイトへの出品
ここでは、ネット販売の経験がない人でも比較的簡単に行うことができる「ハンドメイドマーケットプレイスへの出品」を解説していきます。
目次
ハンドメイドマーケットプレイスとは
ハンドメイドマーケットプレイスとは、ハンドメイド作家を集めて商品を出品させているサイトで、商品を買いたいユーザーが自由に商品を探して購入まで行えるようになっています。
ハンドメイドマーケットプレイスという呼び方以外にも、ハンクラサイトなどの呼び方がされています。
代表的なハンクラサイトとしては、日本最大級の規模を誇るminne(ミンネ)を挙げることができます。
ハンドメイドマーケットプレイスに出品する際の費用
ハンドメイドマーケットプレイスに出品するメリットは、何と言ってもお手軽なところでしょう。
出品者としてのアカウント登録や商品の出品は、基本的に無料で行えます。商品が実際に売れたときに初めて手数料という形で費用が発生します。
初期費用を負担することなくリスクゼロで始められるので、ハンドメイド作家の第一歩としてハンドメイドマーケットプレイスへの出品は大変おすすめです。
ハンドメイドマーケットプレイスを利用するメリット
ハンドメイドマーケットプレイスに出品する最大のメリットは、サイトの「集客力」によって多くの見込み客に商品を見てもらえることです。
minneなどは積極的にTVCMを放映しており、ハンクラサイトにアクセスする新規ユーザーが年々増加しています。
また、クレジットカード決済などが用意されており、購入者にとっても買い物を楽しめる環境が整備されています。
1点モノも出品できますし、検索に効果的な商品名を付けることで、すぐに注文が入ることも期待できますよ。
ハンドメイドマーケットプレイスとフリマアプリとの違い
インターネットで商品販売をするときに「フリマアプリ」を使う個人ユーザーが増えています。フリマアプリとしては、メルカリやラクマが有名ですね。
ハンドメイド作家さんの中にも、メルカリを積極的に活用している人がいます。
ただし、実際のメルカリでの販売にはデメリットや制約も多いため、期待値より売上を伸ばせていないことも事実です。
メルカリでのハンドメイド販売についての解説も、参考にしてください。
ハンドメイドマーケットプレイスの比較一覧表
国内の主なハンドメイドマーケットプレイスを一覧表にまとめました。
販売手数料や振込手数料を比較して、出店するハンクラサイト選びの参考にしてください。
サイト名 | 販売手数料 | 支払サイト | 振込手数料 |
---|---|---|---|
minne | 10% | 毎月月末締めの翌月末払い | 172円 |
ココナラハンドメイド | 無料 | 毎月2回 | 160円 |
Creema | 8~12% | 毎月月末締めの翌月末払い | 54円~270円 |
iichi | 20% | 毎月月末締めの翌月20日払い | 54円~270円 |
tetote(minneへ統合) | 12% | 毎月1日~15日に申請し当月末払い | 160円 |
おすすめのハンドメイドマーケットプレイス
商品の出品をおすすめするハンドメイドマーケットプレイスとして、3つのサイトをご紹介します。
1つのハンドメイドマーケットプレイスだけに出品するのではなく、複数のハンドメイドマーケットプレイスに同時に出品することが売上をアップさせるコツです。
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minne(ミンネ)
- デビュー直後のハンドメイド作家におすすめ
- サイト規模はハンクラサイトとして日本最大級
- わかりやすく使いやすい出品管理画面
- 安い販売手数料だから利益が出る
- 上場企業の運営による信頼と安心感
最も出店をおすすめできるハンドメイドマーケットプレイスであり、実際に最も多くの登録作家数を誇るのがminneです。
人気のハンドメイド作家さんの中にも、『最初に出品したハンクラサイトはminneだった』という人が多いようです。
CM・雑誌への露出回数も多く、一般認知度も非常に高いです。
利用者の多くは20代・30代の女性ですので、ユーザー層に合った商品を販売していくと売上アップにつながりやすいでしょう。
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ココナラハンドメイド
- 販売手数料0円キャンペーン中
- ライバルの出品者が少ないため商品を探してもらいやすい
- ココナラ会員による購入が期待できる
- 口座への入金が毎月2回ある
ココナラハンドメイドの最大のメリットは、出品に一切の費用がかからないこと。
出品にかかる時間を考えなければ、出品しない理由がないとさえいえます。
また、特に売上が安定しない段階の作家さんにココナラハンドメイドをおすすめします。おすすめの理由は、売上の入金日が毎月2回あるため、仕入れに関する支払などの資金繰りがとても楽になるからです。
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Creema(クリーマ)
- アパレル関連の商品が多い
- 百貨店にリアル店舗がある
- 大きな会場でのリアルイベントを主催
- ジャパンネット銀行の利用で振込手数料が安い
Creemaは、30代・40代を中心にオシャレな女性が多くアクセスしているハンドメイドマーケットサイトです。
特にファッションに関する作品を製作しているハンドメイド作家に出品をおすすめします。
ハンドメイドマーケットプレイスのまとめ
スマホだけですぐに出品できる。この手軽さが、ハンドメイドマーケットプレイスの最大の魅力です。
まずはminne(ミンネ)に出品してみて、集客から販売までの一連の流れを体験してみてください。
1つの販売実績が自信となり、ホームページ制作やネットショップ開設、そしてイベント出展につながっていきます。
ハンドメイドマーケットプレイスが登場して以降、ハンドメイド作家として収益を上げていくことのハードルは格段に低くなりました。誰しもがスタート時点では初心者です。ここから、売れっ子作家を目指していきましょう。